上げ三分・下げ七分とは
釣りの格言「上げ三分・下げ七分」の意味を初心者向けに解説。干潮を0・満潮を10とした潮位の数え方、上げ潮・下げ潮それぞれが有利とされる場所の違い、自分の釣り場のパターンの見つけ方まで紹介します。
上げ潮・下げ潮とは? まずは言葉の整理
上げ潮は干潮から満潮へ向かって潮位が上がっていく時間帯、下げ潮は満潮から干潮へ向かって下がっていく時間帯のことです。海では約6時間ごとに上げと下げが入れ替わり、その境目に潮止まり(流れが止まる時間帯)があります。「上げと下げのどっちが釣れるのか」は昔から釣り人が議論してきたテーマで、その答えのヒントになるのが格言「上げ三分・下げ七分」です。潮汐そのものの仕組みは基礎ガイドで確認できます。
「上げ三分・下げ七分」の意味
干潮を0分、満潮を10分として潮位を10段階で数えたとき、上げ三分は干潮から3割ほど潮位が上がった頃、下げ七分は満潮から3割ほど下がって潮位が7割になった頃を指します。つまりどちらも「潮止まりが明けて流れがしっかり効き始めた頃」で、時間にすると潮の転換から1〜2時間後あたりが目安とされています。潮が動くとプランクトンや小魚が動き、それを追う魚の食いが立つ、というのが釣れるとされる理屈です。
💡 ポイント: 地域や人によっては「上げ七分・下げ三分」と逆の形で語られることもあります。共通するのは「潮が動いている時間帯が時合になりやすい」という考え方です。
河口は下げ潮、浅場は上げ潮という定説
場所による使い分けにも定説があります。河口では、下げ潮になると川の流れと潮の流れが同調し、上流のエサが海へ吐き出されるため、それを待ち構える魚が動くとされています。一方、水深の浅い堤防やゴロタ場では、上げ潮で水位が増すと魚が岸近くまで差してくるため、上げ潮が有利といわれます。同じ「動く潮」でも、地形によって魚の入り方が変わるのがポイントです。
格言はあくまで出発点。例外も多い
「上げ三分・下げ七分」は長年の経験則として広く知られていますが、すべての釣り場に当てはまるわけではありません。湾の形や水深、風、狙う魚種によって時合(魚の食いが立つ時間帯)のパターンは変わり、「うちの港はなぜか満潮ど真ん中が釣れる」といった地域差も普通にあります。格言は「潮が動く時間帯を意識するための入口」と捉えて、目の前の釣り場の答えは自分で確かめるのが上達への近道です。
一番強いのは「自分の釣り場の記録」
結局のところ、どの潮で釣れるかの最終回答は釣り場ごとに違います。釣行のたびに「潮回り・上げか下げか・釣れた時間・釣果」の4点をメモしておくと、10回も通えば自分の釣り場のパターンが見えてくるとされています。「この港は下げ五分でアジが回る」のような自分だけのデータは、どんな格言よりも強い武器になります。まずは次の釣行から記録を始めてみてください。
💡 ポイント: つりナビの釣果日記機能を使えば、釣行ごとの記録を手軽に残せます。潮回りと釣果をセットで貯めて、自分の釣り場の「釣れる潮」探しに役立ててください。
❓ よくある質問
「上げ三分・下げ七分」はいつの時間帯ですか?
干潮を0分、満潮を10分とした潮位の数え方で、上げ三分は干潮から3割上がった頃、下げ七分は満潮から3割下がった頃です。時間では潮の転換から1〜2時間後が目安とされ、流れが効き始める時間帯にあたります。
上げ潮と下げ潮、結局どっちが釣れますか?
場所によって変わるとされています。定説では河口は下げ潮、浅い堤防は上げ潮が有利といわれますが、例外も多いです。自分の釣り場で釣れた潮を記録して、パターンを見つけるのが一番確実です。
上げ七分・下げ三分という言い方も聞きますが別物ですか?
どちらも「潮が動いている時間帯が釣れる」という趣旨の格言で、地域や人によって言い方が分かれているようです。数字の細部にこだわるより、潮止まりを避けて動く潮を狙うという考え方を押さえれば十分です。
潮の動く時間はどうやって調べますか?
潮見表や釣り予報で当日の満潮・干潮時刻を確認し、その前後1〜2時間を「動く時間帯」の目安にします。満潮・干潮の時刻は毎日約50分ずつずれるので、釣行のたびに確認する習慣がおすすめです。