マズメを逃した時の対策
朝マズメに行けなくても、時合(魚の食いが立つ時間)はマズメだけではないとされています。潮変わりの狙い方、時間帯の影響が小さい魚選び、短時間釣行の組み立て方を解説します。
時合はマズメだけではない
朝マズメ(日の出前後の釣れやすい時間帯)を逃すと「今日はもうダメだ」と思いがちですが、時合(じあい・魚の食いが立つ時間帯)はマズメだけに発生するわけではありません。潮変わり(満潮や干潮を境に潮の流れが変わること)や流れの効き始め、ベイト(エサとなる小魚)の接岸など、水中に変化があれば日中でも魚は口を使うとされています。実際、満潮前後の時間帯に急に釣れ出すことは珍しくなく、マズメを逃しても挽回のチャンスは残っています。
潮見表で日中の時合候補を探す
マズメに行けない日の作戦は、潮見表から始まります。注目するのは満潮・干潮の時刻です。潮止まり(潮の動きが止まる時間帯)から再び潮が動き出すタイミングは、エサが流れ始めて魚の食いが立ちやすいとされています。例えば干潮が11時なら、12時〜13時頃の上げ始めが狙い目の候補です。釣り場によって潮の効き方は変わるため、よく行く場所で「どの潮で釣れたか」をメモしておくと、自分だけの時合データが蓄積されていきます。
💡 ポイント: 大潮や中潮(潮の干満差が大きい潮回り)の日は日中でも潮がよく動くため、マズメに行けない人ほど潮回りの良い日を選ぶ価値があります。
時間帯の影響が小さい魚にターゲットを変える
回遊魚のアジやサバはマズメの影響が大きい一方、居着きの魚は時間帯の影響が比較的小さいとされています。代表格はカサゴなどの根魚(岩やテトラにすみつく魚)で、穴釣りなら日中でも目の前に落ちてきたエサに反応することが多い魚です。シロギスやハゼも日中に釣りやすいターゲットとして知られています。マズメに行けないから釣れない、ではなく、行ける時間に釣れる魚を選ぶ、と考え方を切り替えるのが釣果への一番の近道です。
夕マズメへの切り替えという選択肢
朝に行けなかった日は、無理に午前へこだわらず夕マズメ(日没前後の釣れやすい時間帯)に照準を移すのも有力です。夕マズメは日没の1時間前から日没後30分程度が目安とされ、春〜秋なら仕事や用事のあとでも間に合うことが多い時間帯です。午後から潮見表を確認し、夕方の潮の動きと日没が重なるようなら期待できます。ただし帰りは暗くなるため、ヘッドライトの準備と明るいうちの足場確認を忘れないでください。
短時間釣行の組み立て方
時間が限られている日ほど、いつ・どこで・何を狙うかを事前に絞り込むことが重要です。だらだらと長時間粘るより、時合候補の前後1〜2時間に集中するほうが結果につながりやすいとされています。仕掛けは前日までに準備し、現地では釣りに専念できる状態を作っておきましょう。1〜2時間の集中釣行でも、時合に当たれば朝マズメに負けない釣果が出ることもあります。
潮見表で満潮・干潮時刻を確認し、潮が動き出す時間を時合候補にする
時合候補の30分前に釣り場へ到着し、準備を済ませておく
候補時間の前後1〜2時間だけ集中して釣る
反応がなければ粘らず、タナ(魚のいる水深の層)や立ち位置を小刻みに変える
釣れても釣れなくても、潮と時間の記録を残して次回に活かす
❓ よくある質問
朝マズメに行けないなら釣りは諦めるべきですか?
諦める必要はありません。時合はマズメ以外にも潮の動き出しなどで発生するとされており、日中でも満潮・干潮の前後は狙い目です。根魚やシロギスなど時間帯の影響が小さい魚を選べば、日中スタートでも釣果は期待できます。
日中の時合はどうやって見つければいいですか?
潮見表で満潮・干潮の時刻を確認し、潮が動き出す前後1〜2時間を時合候補とするのが基本とされています。現地では潮目(流れの境目にできる帯)や鳥の動き、小魚の気配など、水中の変化を示すサインにも注目しましょう。
短時間しか釣りができないときは何を狙うべきですか?
居場所が安定している根魚が第一候補とされています。テトラや堤防の際に仕掛けを落とす穴釣り・探り釣りなら、回遊を待つ必要がなく短時間でも成立しやすい釣りです。砂地ならちょい投げのシロギスも手堅い選択です。
潮止まりの時間しか行けない場合はどうすればいいですか?
潮止まりは魚の食いが落ちやすいとされますが、根魚の穴釣りなど居着きの魚狙いに切り替える、潮が動き出すまでの時間を場所探しや仕掛けの準備に充てるなどの工夫で、時間を無駄にせずに済みます。