長潮・若潮は行くべきか
潮見表で見かける長潮・若潮の意味と釣りへの影響を解説。「最も潮が動かない」とされる長潮の現実、「潮が若返る」若潮が意外と狙い目とされる理由、行くと決めた日の釣り方まで初心者向けにまとめました。
長潮・若潮とは? 潮回りの巡りの中での位置づけ
潮回り(大潮・小潮などの区分)は約15日でひと回りし、大潮→中潮→小潮→長潮→若潮→中潮→大潮の順に巡ります。長潮は小潮の終わりにあたり、満ち引きの変化が一日を通して最も緩やかな日。若潮はその翌日で、潮の動きが再び大きくなり始める日です。「潮が若返る日」というのが若潮の名前の由来とされています。どちらも約15日に1回しか巡ってこない、少し珍しい潮回りです。
「釣れない」といわれる理由と実際のところ
長潮・若潮が敬遠されるのは、潮の動きが小さく、魚の活性が上がるきっかけが少ないとされるためです。ただし「釣れにくい」と「釣りにならない」は別物です。潮が緩くても魚はエサを食べますし、時合(食いが立つ時間帯)が短く分かりにくいだけ、という見方が一般的です。釣行を避ける判断も合理的ですが、せっかくの休日が長潮に当たったからといって諦める必要はありません。
人が少ないのは大きなアドバンテージ
長潮・若潮の釣り場は、大潮の週末と比べると明らかに空いている傾向があります。人気の堤防先端や常夜灯まわりなど、普段は早朝からの場所取りが必要な一級ポイントに入れるチャンスです。釣りは場所で釣果が決まる部分も大きいため、「良い潮で混んだ場所」より「緩い潮で良い場所」のほうが結果的に釣れた、という経験談も珍しくありません。場所選びの自由度を活かしましょう。
狙い方は小潮に準ずる: 根魚とじっくり系
釣り方の基本は小潮と同じです。潮の影響を受けにくいカサゴなどの根魚(岩場に住み着く魚)を穴釣りで狙う、ウキ釣りやチョイ投げでエサをじっくり見せる、アジ・メバルをライトゲーム(軽い仕掛けの釣り)で丁寧に探る、が中心になります。加えて、潮の動きが小さい日ほど朝夕のマズメ(薄明るい時間帯)の価値が相対的に上がるとされるため、マズメ絡みで釣行時間を組むのがおすすめです。
若潮は「動き出しの日」。意外と狙い目という定説
若潮は、止まっていた潮が大潮へ向かって再び動き始める日です。停滞していた海に流れが戻るタイミングでプランクトンや小魚が動き、魚の食い気のスイッチが入りやすい、として「若潮は意外と釣れる」という定説があります。特に潮が動き出す時間帯とマズメが重なる日は期待度が上がるとされています。潮見表で若潮を見つけたら、敬遠せずに動き出しの時刻を調べてみる価値があります。
💡 ポイント: 長潮・若潮の日こそ満潮・干潮の時刻チェックが重要です。短い時合を逃さないよう、動き出しの前後1時間に釣行時間を合わせてみてください。
❓ よくある質問
長潮と若潮はどっちが釣れますか?
一般的には、潮が再び動き始める若潮のほうが期待できるとされています。長潮は一日を通して動きが最も緩く時合が掴みにくいため、朝夕のマズメ狙いに絞るなどの工夫をしたほうがよいといわれます。
長潮の日は釣りを避けるべきですか?
避ける必要はありません。釣り場が空きやすく良いポイントに入れる利点もあります。根魚狙いやじっくり見せる釣りに切り替え、朝夕のマズメに釣行時間を合わせれば、釣果は十分狙えるとされています。
若潮が「狙い目」といわれるのはなぜですか?
長潮で停滞していた潮が大潮に向かって動き出す日のため、流れが戻るタイミングで魚の食い気が入りやすいとされるからです。「潮が若返る」という名前の由来どおり、海が動き始める転換点にあたります。
長潮・若潮はどのくらいの頻度でありますか?
潮回りは約15日で一巡するため、長潮・若潮はそれぞれ月に2回ほど巡ってきます。休日とちょうど重なることもあるので、当日の潮回りを潮見表や釣り予報で確認しておくと計画が立てやすいです。